メカノレセプター(感覚受容器)

足の裏にはメカノレセプター(感覚受容器)というセンサーがある。このセンサーが上手く働いていないと子が、バランスが悪かったり、よく転んだりする。
これを鍛えるカギが「裸足」なのです。

 ☆ メカノレセプターは、足の裏、特に親指の裏と、足裏の指の付け根の盛り上がった部分、そして踵のあたりに多くあります ☆

メカノレセプターは、足の指を使えば強化できる。
でも使わないとスグにサボる

 何もないところでスグに転ぶなどのお子さんは、メカノレセプターが上手く働いていないことが考えられます。

 メカノレセプターは、足の指を良く使うことで、活性化します。
反対に足の指を使う機会が少なくなると、すぐに機能が低下してしまうという特徴があります。
例えば、足を骨折した人がギプスが取れたあと、リハビリを始めると片足立ちがすっかりできなくなっていることが多くあります。

子どものメカノレセプターについても同じことが言えます。
足の指を積極的に使わせることで、メカノレセプターが活性化し、立位バランスが改善したり、転びにくくなるかと思います。
裸足で過ごせば、靴下を履いている時よりも足指を動かしやすく、足指を使う機会も増えるというわけです。

安全に配慮しながら、できる限り裸足で過ごしたり、遊んだりすることをお勧めします。

さらに成長期に入ると、子どもの頃より裸足で過ごす時間が少なくなってきます。靴下で覆うことで
「足の指を使わなくてもいいんだ。」と足の指が勘違いを起こし
現代では靴の機能も大幅に良くなり、スパイクなどではより顕著になっています。ここでも
「足の裏や足の指を使わなくてもいいんだ。」と足の裏や足の指が勘違いを起こしています
靴の進化に対して足の裏の退化では、パフォーマンスの低下のみならず
ケガなどにつながると考えられます

子どもに限らず、競技者、そして全ての人に当てはまりますので
裸足の機会と増やすとともに足の指をしっかり動かして
メカノレセプターを活性化していきましょう

そして、良い歳を重ねても自分の足でしっかり歩ける身体を目指しましょう